9月26日に発売された【Flowstone Saga】をクリアしたので、感想を書いていきます。
良い・悪いでいえば間違いなく良い!ですが、点数で言ったら100点満点中65点って感じでした。
【Flowstone Saga】クリアの感想(ネタバレあり)
RPG×テトリス、というより テトリス+おまけでRPG
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Flowstone Saga |
体験版をプレイして、こりゃ~面白そうなゲームだな!と思い、発売記念セールで1600円というお手頃価格も相まって即購入。
がっつりのめり込んでプレイして、約13時間ほどでエンディングを迎えました。
プレイヤーは主人公の女の子「ミライ」として、謎の遺跡で手に入れたテトリスパワーで町の人の依頼を受けたり海賊と戦ったりするストーリー。
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テトリスでモンスターとバトル! |
モンスターとの戦いが「テトリス」で行われるというのが最大の特徴のゲームですね!
テトリスでラインを消すと攻撃でき、複数ラインや連続消しで大ダメージ、みたいな感じです。
そのため、どんな雑魚敵が相手でもテトリスをしなければならないので、ゲームのほとんどの時間はテトリスしていました。
私はそれを理解していたし、テトリス的な落ち物パズルは好きなので問題なかったですが、RPGを求めてプレイするとテトリスが面倒であったり邪魔になってくるかも…。
パズルをクリアしていくと、ちょっとリッチなお話が進むよ!って感じで捉えるのがいいと思います。
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戦闘以外のパズルもある |
戦闘の代わり映え一切なし!というかシステム上無理!
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とにかくテトリス |
ということで、雑魚敵だろうがラスボスだろうが、やることはテトリスです。
レベルが上がり、装備品が強くなっても、やることはテトリス。
必殺技が派手になることもなく、特別な演出があるわけでもない。
戦闘中にはテトリス以外に「ヒートブロックを集めるとパワーアップ」「アクティブスキルを使う」「アイテムを使う」「攻撃してきそうな敵にターゲットを切り替えて妨害する」などができますが、ぶっちゃけアクティブスキル以外は使ってられないです。
テトリスに必死なので、「どの敵がどんな攻撃をしてきて、今ターゲットはどの敵なのか確認して切り替えてアイテム使って…」というのは負担が大きすぎるし、その間に3ライン消した方が早い。
一応レベルアップ等で能力が上がりますが、話が進むにつれて敵も強くなっていくので実感し辛いですね。
前のMAPで雑魚敵と戦ってもそれなりにテトリスが必要なので、強くなった感はかなり得ずらいです。
武道家が強すぎて他のジョブを選ぶ意味がない
ある程度ストーリーを進めると、ミライちゃんはジョブによって落ちてくるテトリミノが変わったりします。
高火力の爆弾が落ちてくるジョブや、敵の行動を遅らせるなど、効果はジョブによって様々ありますが。
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武道家の詳細 |
どう考えても武道家が強すぎてお話にならない。
武道家の特徴は連続消しのコンボダメージが高く、横幅が狭いというもの。
そもそもがテトリスなので、横幅が狭いことがあまりにも有効的すぎるんですよね。
横幅が狭いことで手数が少なくて済むので、サクサク消せてコンボが繋がり高火力。
ジョブの特性で3手以内ならコンボが繋がり、コンボ中は敵はスタンという…シンプルに強すぎますね。
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明らかに武道家用のパッシブ |
他のジョブもハマったときは高火力ですが、横幅が広いと準備が大変だったり、意図しない場所に特殊なブロックが召喚されたりと一癖も二癖もあるのが。
孤島の街に、超文明の遺跡、海外のJRPGにありがちなやつ
以下ネタバレ。
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普通にしていれば普通の女の子 |
記憶喪失の女の子[ミライ]が主人公。
孤島の街に受け入れてもらい暮らしていたが、ある日洞窟を冒険中に超文明の遺跡に転げ落ちてしまい、モンスターに襲われているところに謎の力を授かり、その力を使って街の人の依頼やモンスター退治などをしていくストーリー。
「記憶喪失の主人公、実は超文明の時代に生まれた子で、世界の崩壊後に向けた特別な存在だったんだー!」っていうストーリー、あまりにも既視感がありますねぇ…。
その後は海賊が襲ってきたり、その海賊を追って共和国が襲ってきたり、超文明のロボットが襲ってきたり。
主人公のテトリスパワーは、戦闘・防衛・建築・修理と万能パワーとなっているので、町人からの依頼がひっきりなしで駆り出されます。
この主人公ミライの言動というか性格というか、かなり不安定でして…。
「敵を倒して〇〇持ってきて!」という依頼が多いんですが。
「わかった!すぐ持ってくるよ!」と受けるときもあれば。
「なんで!?自分で取ってこいよ! はぁ~、行くしかないか」なんて時もあり。
「戦いは避けて街に戻ろう!」の5分後には、「私が行って倒せば終わりじゃん!止めないでよ!」と好戦的になったり。
もう少し方向性を決めてほしかったなぁ~というのが本音。
主人公「ミライ」の魅力が急失速していく最終盤
そんなミライちゃん、最終的には記憶を取り戻すんですが、その少し前あたりからストーリーがかなりヤバい印象です。
共和国から寝返った子に対して「信用してない」「スパイだろ」「位置を知られた、お前のせいだ!」とブチ切れ。
そんなミライに街の人も同調して「裏切者!」と言ったとたんに「そんなこと言わないでよ!味方が必要でしょ!?」とフル擁護。
裏切った海賊と共闘するシーンでは「お前なんか信用しない」「許すわけがない」と拒否する癖に、船長が許さん!と言ったら「頭が固い」「仲間として迎え入れろ」ともうね。。。
最終盤は問題解決のために味方が問題を起こすことが多くなるんですが、まぁ~味方に対してめっちゃ辛辣。
どんどんミライが嫌な奴に見えてくるかもしれません。
まじでもうちょこっとだけでもミライのキャラ設定を練ってほしかった・・・!
低価格で良質なゲームではあるので、一風変わったパズルRPGを求めているならおススメできます。
なんやかんや言ったものの、テトリス自体は良質で楽しくできます。
RPG要素のおかげでパズルをクリアするモチベーションにはなると思いますし、序盤の手探り感はまさに新作RPGやってるな!って感覚が楽しいですね!
ラストダンジョンに出てくる画面を暗くする敵以外は、パズルに干渉してくる多彩な攻撃が面白かったですね!
積まれているブロックの一部を消してきたり、消すまで回復し続けるブロックを投げてきたり。
エラー落ちは3回ほどありましたが、これはレベルアップ時に連打するとうまく戦闘が終わらず暗転から抜けられないって感じでした。
それ以外に大きな不具合はなく、品質的にはかなり良いゲームだったと思います!
テトリス系が好きでパズルRPGを求めているならおススメできるゲーム。
逆にRPGメインで捉えるとテトリスが面倒に思えちゃうかも…って感じ!
デモもあるので、気になったら遊んでみてはいかがでしょうか。
2000円なんで失敗してもギリセーフ!
それではまた~ノシ
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